伊是名島(Map)—沖縄県

ここ伊是名島(いぜなじま)は、美ら海水族館のある本部半島(もとぶ)の運天港(うんてん)から、フェリーで1時間ほどのところにあります。画を見れば「あぁ」と思うであろう、版画家の名嘉睦稔さんが暮らしている島です。
ここは、琉球王朝時代(1500年頃)の国王が生まれた地として敬われてきたという経緯をもっています。折しも市民劇の、史劇『尚円王』(しょうえんおう)3月24日の公演に向けての稽古が行われており、宿の娘さんが参加しているとのことで見学させてもらいました。かなり熱がこもっていてきっといい舞台になり、王の元に島がひとつになることと思います。

この一体には奇岩が多く、琉球の宗教行事に好まれる環境で、右の写真の「龍神洞」はまさに沖縄らしい御願所(祈祷所)だと思います。
下は、銘苅家住宅(尚円王の親せき、重要文化財)の石垣です。こんな形に石垣を組むには何か理由があるはずと思うのですが……(他にいくつもありました)
その下は、尚円王の生誕地にある「アサギ」(附拝所)で、茅葺き屋根が残されているは珍しいそうです。
以上、「王の島」観光案内でした。


そんな島の誇りを継承しているとでも言うのでしょうか、宿の母さん(美島)の島自慢に込められた自信には、心に響くものを感じました。トライアスロンの開催も18回を数えるそうで、そんな交流からも豊かさが広がっていったのではないかと、とても気持ちが暖かくなってきました。(天気は良くなかったのですが)
そんな時、訪問前に見てしまったイヤな情報(夕張市同様の破綻寸前の自治体名に伊是名の名前がありました)を思い出しました。
それを住民にどうせいと言うんだろうか。豊かではなくても(金銭的に)、自分たちの生活の場を明るく楽しくしたいとまじめに生きている人たちに、その責任を押しつけるとは……
そんな行政を行った代議士たちを選んだ責任は確かにあると思うし、説明されれば理解できないことではないとは思うが、一律に同じ扱いをされてしまうと田舎ほど不便で暮らしにくくなってしまうと思うのです。みんな東京に集まってくればいい、とでも考えているのか? これが格差社会だとしたら、田舎に未来を感じられなくなってしまう……
現代の尚円王を待つしかないのだろうか?
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