2007/03/20

名護──らしさが残る町並み

2007.03.17
 名護(Map)—沖縄県

 ハイサーイ! 2年ぶりの沖縄です。
 天気は良くないのですが、この時期でこの暖かさ(最高気温20℃前後)には、毛穴が開く実感があります。
 毎度のことですが、空港に降り立った瞬間に「もっとゆっくりしたいのになぁ」と感じたならば、もう既にリラックスしているということなのだと思っています。
 名護という地名は「美ら海水族館」への経路としてご存知と思いますが、立ち寄った人は多くないのでは、と思います。
 町中には特に観光名所はありませんが、昔(米軍統治下)の沖縄らしい町並みが(米軍の影響を感じさせない姿で)残っている場所として、本島の中ではとても好きな町です。当時、米軍の影響を受けない町などあるわけもなく、自立できたのは住民の力なのだと思います。
 高い建物がなく、コンクリ作りの2階建て程度の丈の低い商店街に屋根付きの歩道が延びていて、印象としては石垣島の港近くの商店街のイメージに近く、のんびりと歩ける雰囲気が好きです。もっとも、石垣の商店街にはアーケードがあり、近ごろでは賑わいを取り戻しつつあるのですが、現在の名護は元気の無かった頃の石垣を見るような思いがします。
 自治体としても相当苦しいのだとは思いますが、「普天間基地の名護市移転」を推進する方針には、賛成出来かねます。わたしは数年前に、現地の辺野古(へのこ)で反対署名をしました。
 どうすべきかを提案できるものは持っていないのですが、何としても自力で元気を取り戻してもらいたいと思っています。
 写真の木は「ひんぷんガジュマル」と呼ばれ、沖縄家屋の特徴である、門の正面にある魔よけの壁と同様、町の魔よけの意味があるそうです。こんな立派な木を守り続けてきた町なのですから、魔よけを飛び越えた「基地の誘致」などを短絡的に決めて欲しくないし、知恵を出し合って盛り上げてもらいたいと思っています。

 下の写真は、海岸沿いに整備された公園内にある闘牛場のような施設なのですが、闘牛には使ってないんじゃないかなぁ……

0 件のコメント: